No.387 信越&北陸本線レポート 前編

冬の鉄道旅行を行いました。今回の旅行では筒石駅姨捨駅の2駅を巡り、ほくほく線信越本線北陸本線へ乗車。

本来冬の鉄道旅行は銚子方面とする予定でしたが、春に信越,北陸本線が三セクに移管される事を踏まえ、計画を変更し、この様な乗車プランをたてさせて頂きました。

尚、冬季に鉄道旅行を行うのは3年振りの事で、こんな遠距離の旅行(総移動距離:約680km)をする事も久々です。


★大宮駅


[この駅から乗車した列車]

快速シーハイル上越 石打行

スキー客輸送を目的とした冬季限定の臨時快速。車両は185系OM03編成。これに乗り、水上を目指す。乗車時間は約2時間ちょっと。

僕が乗車した時はあまり混雑していませんでしたが、これが青春18きっぷのシーズンだったらどうなるかは、大方察しがつきます。

東京や上野からではなく大宮から出発するのは、東京都内も走行すると混雑するからではないか、と思われ。


水上駅


ここで一旦下車し、休憩を挟んだ後、上越線普通列車へ乗り換えます。国境の長いトンネルを抜ける前から既に雪国。

何故一旦ここで降りたか?というと、大宮から筒石まで通しで切符を購入するより、水上までSuicaで乗ってきてそこから切符を購入する方が、安上がりな為です。

左上 : 駅前。少し歩くだけで全身雪まみれに。

右上 : 跨線橋青春18きっぷのシーズンになると、長岡行きの列車に乗り換える人々で混雑する。

左下 : 時刻表。以前の投稿でも触れた通り、水上駅から長岡方面へ向かう列車は通常、平日1日5本、休日6本しかない。

右下 : 115系N4編成。次回上越線に乗るときはE129系になっているのかな?

[この駅から乗車した列車]

上越線 普通 長岡行

車内は夏の鉄道旅行の時とは異なり、大変空いていました。今回は青春18きっぷのシーズン外でしたからなぁ。

それはそれでいいんですがね。

青春18きっぱーや登山客だらけだった夏とは打って変わり、冬は越後中里or湯沢へ向かうスキー客が主な模様。


越後湯沢駅


去年の夏の鉄道旅ではここ越後湯沢まで来ましたが、今回は更に先を目指します。越後湯沢に来ると天候は一転、晴れてきました。

[この駅から乗車した列車]

北越急行ほくほく線 快速 直江津

六日町~犀潟間の路線の大半は山岳トンネル。中でも途中にある美佐島駅は、土合や湯檜曽等に並ぶ、トンネルの中にホームがある駅の一つ。

2両編成のワンマン列車が、高速で山岳トンネルへ突っ込む様子は圧巻の一言。

左上 : HK100形の車内。ワンマン運転

右上 : 六日町にて。この辺りの積雪量、なんと約2m40cm超(Yahoo天気より)。こんな雪の量でも平常運転なんだから、雪国の列車って凄い。

左下 : まつだいにて。先程まで晴れていたと思っていたら、再び雪が降り出す。

右下 : 信越本線との合流部。この辺りで、また雪が止み晴れてくる。この辺りの天候はほんと、変わりやすいなぁ。


直江津駅


JR東日本JR西日本との境界駅。春からは駅がえちごトキめき鉄道に譲渡される予定。

ホームには撮り鉄の方が沢山。また、ここだけではなく、後述する信越本線の沿線にも撮り鉄と思しき方を頻繁に見掛ける事が出来ました。

すげぇ寒そうだが・・・。

[この駅から乗車した列車]

北陸本線 普通 富山行

北陸本線滋賀県米原を起点とし、敦賀や福井、金沢、富山等を経由し、新潟県直江津へ至る、その名の通りの、北陸一の幹線路線です。

越後湯沢から金沢を結ぶ特急はくたか、新潟から金沢を結ぶ特急北越、大阪から金沢を結ぶ特急サンダーバード等、多くの特急が走る特急街道でもあります。

しかし、この路線図も、もうすぐ見納め。

この春からは直江津から市振間がえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインへ移管され、電車では無く気動車が走るローカル線になってします。


筒石駅


山岳トンネル内にホームがある駅として有名です。駅の訪問目的で訪れた方を除いて利用者は多くありませんが、駅員が地下ホームで安全確認を行っている為、有人駅となっています。

左上 : ここからホームへ向かう。

右上 : 窓口。

左下 : 壁に貼られたポスターやノート等。

右下 : 風除け。

左上 : こちらにも北陸新幹線の広告が貼られている。

右上 : 駅舎から入ると、まずはホームへ続くながーい階段が現れる。土合駅よりは段数が少ないが、見ていると気が遠くなりそう。脇には水(湧き水?)が流れている。ここの駅員はホームの安全確認の為、列車が到着する度に、この階段を上り下りしている模様。

左下 : 階段を下りると通路が続く。トンネル内故、声がよく響く。先程の長い階段も含め、駅とは思えぬ光景です。

右下 : さらに階段が登場。

左上 :2度目の階段を下りると、漸くホームへ出る引き戸が現れる。こちらは糸魚川,富山方面。

右上 : こちらは直江津方面。どちらのホームもトンネル内にある為に列車通過時の風圧が凄まじく、列車が通過する際はホームに出る事が禁止されている。この点は美佐島駅も同様。

左下 : 直江津方面のホーム。暗い、暗すぎる。(トンネル内に)取り残された感がヤバい。因みに黄色い点字ブロックワンマン運転用のミラーは、最近取り付けられたモノの様。

右下 : 駅名標JR西日本ではごく標準的なタイプ。若干顔が写ってしまっているので、モザイクをしてます。

左上 : Officeのワードアートを使って書いたのであろう注意文。

右上 : 糸魚川市による、筒石駅の紹介。糸魚川市と言えば、「糸魚川静岡構造線」で有名な市で、市内には地理マニアが喜びそうな観光スポットが沢山あったりする。僕はそういう人ではないがw

左下 : 駅の周辺。民家以外は特に何も見当たらないが、海の方へ坂を下っていくと集落に辿り着く。

右下 : 北陸道の高架橋。

左 : 筒石港。日本海と対面するのは、実に16年振りの事でした。冬の日本海、波が荒々しい。

右 : 筒石駅への案内看板。「駅」では無く「斜坑」となっている点がポイント。頸城トンネルとは、筒石駅のホームがある山岳トンネルの事。

[この駅から乗車した列車]

北陸本線 普通 直江津

やはり駅員が列車の到着数分前にホームへ降りてきて、手を振り列車を見送っていました。筒石駅の滞在時間は約90分でしたが、あっという間に時間が過ぎてしまいました。


直江津駅


再びJR東日本区間へ戻る。

左上 : 乗ってきた列車、413系。車体が黄ばんでおり、かなり年数が経っている様に感じられる。

右上 : それぞれ115系(2次新潟色,3次新潟色)、E129系が留置されている。

左下 : 改札。

右下 : 駅前の風景。


(後編へ続く)