No.380 小湊&いすみ鉄道乗車レポート その2

(その1からの続きです)

いすみ鉄道

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今度はいすみ鉄道への乗車。2つの異なる列車が連結されて運行されていました。
前方の車両は「レストラン・キハ」というイベント列車(キハ28形)です。
予約制且つ貸し切られている車両なので、こちらには乗車出来ません。
後方の車両(キハ52形,写真は後に出てくる)は急行列車の大原行です。急行区間となるのは大多喜からで、それまでは普通列車として運行されます。
僕の場合は久我原駅まで乗車するので、特別料金は不要。
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この車両は2011年に大糸線から転属された車両で、路線図や運賃表等は大糸線(南小谷糸魚川)仕様のまま運用されています。
車内は国鉄時代(確か昭和40年代)の列車を再現している特別仕様。

余談ですが
上総中野駅でドアを閉めて発車しようとした時、とある乗客が走ってきました。
「乗りますか?」
そう車掌さんが言い、ドアを閉めずにお客さんを待っててくれていました。
これは感動。
首都圏でこれをしたら駆け込み乗車と見做されて
「次の電車を、ご利用ください*1」と注意されるからなぁ。
まぁ、ダイヤの関係上仕方の無い話ではあるんだけど。
他にも駅員が地元住民の顔を覚えていたり*2、車掌と観光客とで日常会話が行われていたりと、都会では考えられない事が続々と。

久我原

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久我原駅で下車します。降りたのは僕、ただ1人でした。
下から目線で列車を見送ります。
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ホーム上に待合室があり、近くには自転車置き場があります。
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大学の最寄り駅の筈なのだが、駅の周囲には民家が数件ある程度。
駅へは道路から細い道が通じているのみ。
辺りは、虫と鳥の鳴き声だけが響き渡っています。都会の喧騒を忘れられる、長閑な駅です。
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道を歩いてみるが、辺りは只管に森林が広がるのみ。道路に車は全く走ってない。
この様な環境から、秘境駅の一つに数えられています。
ただ、東京都内から3時間程で来れる上、当駅の列車の本数は多い方なので、訪問は容易い。
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待合室にはJR時刻表が置かれてあったり、花壇には花が植えられていたりと、綺麗に整備されている。
駅ノートも置かれており、当駅を訪れた人々が思い思いに下車記録をノートへ綴っていました。
ただ、この駅ノートが破られる迷惑行為も度々起きている模様。
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暫くすると上総中野行の列車(ムーミン列車)が到着。
こちらは去年製造されたばかりの新型車両、いすみ350形気動車です。これには乗らないのでスルー。

いすみ鉄道

その後、先程見送った列車が大原行として戻ってきました。
これに乗って大原まで向かいます。乗るのも僕1人だけ。
この駅への滞在時間は約1時間程でしたが、時間はあっという間に過ぎてしまいました。
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その3へ続く

*1JR東日本の自動放送

*2:これは小湊鉄道での話だが